開拓時代の力強さを感じる、世界で唯一のばんえい競馬！

Ｓ藤さんがおすすめしてくれたのは「ばんえい十勝」です。

帯広駅から車で約５分のところにある「ばんえい十勝」は、世界で唯一のばんえい競馬が開催されていることで知られています。「ばんえい競馬」とは、体重が１トンもある巨体の馬”ばん馬”が重たい鉄そり（500キロ～最大１トン）を引き２つの障害物の坂を乗り越えながら、力と速さを競うレースです。

「大きなばん馬はとても迫力があります！コースの障害物を通過するところはレースが盛り上がって楽しいですよ。」とＳ藤さん。 

このそりを引くばん馬が根付いた理由は、北海道の開拓の歴史にあります。

開拓時代、馬は大きな労働力を担っていました。開墾時は切り株を引き抜いたり木材を運んだり、また、畑を耕す農耕馬として、人々の生活になくてはならない重要な存在でした。その馬の力比べのお祭りが、ばんえい競馬のはじまりです。

敷地内には「馬の資料館」が併設されているので、開拓時代の資料や当時使われた農機具などを詳しく知ることができます。 

ばんえい十勝には、お子さんが楽しめるスポットがあります。それは「ふれあい動物園」です。

ばん馬をはじめ、やぎやうさぎなどの動物もいます。体重約１トンのばん馬の迫力は、大人も驚くほどです。エサのにんじん（有料）が用意されているので、動物たちにエサをあげることができます。Ｓ藤さんもお子さんとここを訪れて楽しんでいるそうです。

他にも同じ敷地には、十勝のグルメやショッピングが楽しめる「とかちむら」もあります。

Ｓ藤さんのここでのおすすめは「ペイストリーストーブハウス」さんの「かぼちゃ姫」というスイーツ。カスタードクリームとかぼちゃの相性が良く、１度に食べきれないほどのボリュームにはまっているそうです。

また、ショッピングが楽しめる「とかちむら産直市場」では、十勝中の野菜や加工品がたくさん揃っています。「野菜の種類が豊富で、スーパーでは見かけない珍しい品種が多いですよ。特にじゃがいもの種類が多いです。その品種に合う料理を書いたPOPがあるので選びやすいですよ」とＳ藤さん。

子供も大人も、遊びも学びもグルメもショッピングも楽しめる「ばんえい十勝」。十勝に来た際は、ぜひ立ち寄ってくださいね。